製品情報

「パインのトイレ砂」は、新東北化学株式会社の木製猫砂です。

同社は天然ゼオライトを使った多様な製品を開発している会社で、その技術を応用して1979年から猫砂を製造販売しています。

主原料は松材で、自然の消臭力・抗菌力が長持ちすることでトイレが臭いません。
可燃ゴミとして処理するほか、水分を含むと崩れておが屑状になるので水洗トイレに流すこともできます。

ウサギ・モルモット・フェレットなどの小動物や鳥用のトイレ材としての利用もできます。

砂の質感（色・形状・大きさ）

長さ5mm～1.5cm前後、直径5mmの明るい茶色のペレットです。
同一素材の「パインウッド」と比べると、「パインのトイレ砂」の方がさらに色味が白っぽく明るいです。

開封時から全体的に1cm以下の短めのペレットが多いと感じました。
小粒でも形はしっかりしているので、トイレ外に飛び散っても手で簡単に拾い集めることができ、掃除の手間はかかりません。

崩れ具合

おしっこがかかると、すみやかにおが屑状に崩れます。
崩れた部分は猫の砂かき動作やスコップで軽くかきまぜることで底の方へ沈んでいき、スノコから落ちます。
おが屑状になった木粉は乾燥が早く、スノコに詰まったりせずにトレイに落ちていくので、トイレ内が粉っぽく感じることはありませんでした。

消臭力

おしっこの臭いはほとんど感じません。猫が用を足しているすぐそばにいてもイヤな臭いはせず、スコップでかきまぜるとほのかに木の匂いがするだけです。
うんちは時間の経過とともに臭いが軽減されていくため、排泄直後でなければ気になりませんでした。
ペレットはおが屑状に崩れたあとも消臭効果を持ち続けるので、スノコの下のトレイから臭ってくるということもありません。
成猫2匹が同じトイレを共有して使っていましたが、臭いを気にする素振りは全くなかったです。

1袋を使いきっての感想

イギリス製の「パインウッド」と国産の「パインのトイレ砂」、同じ材質・同じ容量の木製猫砂ということで比較しながら使用してみましたが、ほとんど変わりないと感じました。
猫砂自体により消臭力と速乾性のある「ナチュラル100」よりも「パインウッド」と同等で、これといって差がありません。
あえて「パインウッド」との違いをあげるとすれば、ペレットの色味が明るい・短めのペレットが多い、といったところですが、どちらも猫砂の見た目的なもので品質や使用感に違いは全くないといって良いです。

ペレットが全体的に短めなものが多いため小粒な印象を受けますが、感触はしっかりと重めです。
小粒なペレットは猫が肉球の間に挟んでトイレ外に持ち出してしまうことがありますが、砕けずそのまま床に落ちますので手で簡単に拾えます。

崩れた部分がスノコから落ち切らずにトイレの底に溜まってしまうと、猫の砂かきで木粉が舞い上がったり、毛に付着したりしてしまいます。おしっこだけのときでも、できるだけ毎回、スコップでトイレ全体をかきまぜておくと粉っぽくならずに済みます。

崩れる猫砂でトイレに流せる商品なので、少量であればうんちに付着した猫砂ごと水洗トイレに流して処理できるというのが、とてもラクです。
うんちを水洗トイレに流さない場合は、トレイに溜まった乾いている木粉で覆うようにまとめておけば、ゴミの日まで臭いを軽減できました。

消臭力は非常に高いです。木製猫砂で崩れるタイプの商品は、崩れたあとの木粉にも消臭効果があるため時間が経過するほど臭わなくなります。
部屋を閉め切っていても臭いがこもらず、トレイの掃除をする際にも不快な臭いはほとんどありません。
日中、仕事などで留守がちで、トイレを頻繁にケアしてあげられない飼い主さんにはおすすめしたい猫砂です。

1袋に6L入りで、トイレ内に深く敷き詰められます。
我が家ではトイレに一袋をすべて投入して使用を始めると、成猫2匹で使っても1ヵ月以上砂を継ぎ足さなくても問題ありません。
汚れた部分は崩れて減っていくので、よほどひどく汚れない限り、全体量が減ったら継ぎ足していく繰り返しで無駄なく使っていけます。（トイレ容器の洗浄は定期的に必要です）

猫用だけでなく、ウサギ・モルモット・フェレットなどの小動物や鳥用のトイレ材としての利用もパッケージでうたわれています。多種飼いの飼い主さんは、かさばりがちなペット用品を共有できて良いと思います。