目次
メーカー | DCMホールディングス株式会社 |
商品名 | 固まる猫砂ベントナイト |
原料 | ベントナイト・消臭剤・抗菌剤 |
捨て方 | 燃えるゴミ |
内容量 | 8L(約7.5kg) |
価格/kg | 約106円/kg |
DCM 固まる猫砂ベントナイト 基本情報
DCMホールディングス株式会社から販売されているプライベートブランドの猫砂です。
ブルーの消臭粒がニオイを防ぎ、ピンクの抗菌粒が雑菌の繁殖をしにくくするとパッケージに記載があります。
砂の質感(色・形状・大きさ)
2〜5mmの茶色っぽいベントナイトに抗菌粒と消臭剤が所々混ざっています。
同じ中国産のドンキホーテやコーナンのPB猫砂と同じ色をしていますが、こちらの商品の方が砂粒の角が取れて丸っこい形状です。
純粋なベントナイト以外の不純物が多く混ざっていると茶色い砂になる事から、見た目からは使用されている原料のベントナイトのグレードは低いと判断できます。
砂の吸収力とコスパ
砂の比重は1カップ約170gです。
尿の代わりに猫の尿1回分相当である50mlの水を正確に計量し、砂にかけて吸収力とコスパを計算しました。
吸収力のテストは3回繰り返し平均は179gでした。内50gは水ですからおしっこ1回に約129gの砂を消費する事がわかりました。
中国産猫砂のおしっこ1回あたりのコストは5円前後が平均的です。コスパは非常に悪いです。
ちなみに、当サイト猫砂ランキングで評価1位のプレシャスキャット(Dr.エルスレイウルトラ)はおしっこ1回あたり20円です。
尿を固める強度
スコップの上で転がしたり、スコップから落としても大きく割れる事はありませんでした。
砂の吸収力は低いです。繰り返し実験するとトレー底にこびり付いてしまう事がありました。
パッケージに記載されている5cm〜10cmの深さよりも多めに砂を入れる方が良さそうです。
砂ホコリの量
膝の高さから注ぎ入れると大量の砂ぼこりが舞いました。他社の猫砂と比較しても砂ぼこりの量は多いです。
1袋を使い切っての感想
こちらが1週間使用した猫トイレの砂の状態です。
尿の水分で湿っているため、新品時よりも濃い茶色に変色しています。トイレの端には砂粒が崩れて粉になったものが堆積しました。
これでも写真にはごく一部の表面の粉しか写っておらず、実際には底や砂と砂の隙間にも大量の粉がありました。
猫が砂かけする度にトイレ内でホコリが舞い上がり、時には吸い込んでしまう事もあったようです。猫が頻繁にくしゃみをするようになってしまいました。
ベントナイトの猫砂は砂ぼこりを大量に吸い込むと危険だと言われています。
こちらのDMCブランドの固まる猫砂ベントナイトを継続して使用するとくしゃみだけでは済まない重大な健康被害が出てしまう可能性は低くないと感じました。
粉が増えるにつれて尿の吸収力も低下し酷いアンモニア臭が発生します。
すぐにでも全ての砂を処分してしまいたい衝動に駆られながらも、最後まで使わないと検証にならないと思い止まり、猫のトイレの前を通る度に文句ばかり言いながら一袋使い切りました。少しでもニオイが少なくなるように猫のトイレに香水をふったのは初めての経験です。
通販サイトでは約800円で販売されていますが、中国産かつこの低品質で800円は高すぎます。店頭ではもう少し安く買えるようですが、正直100円でも買いません。
砂粒の質感 | |
尿を固める強度 | |
消臭力の高さ | |
ダストの少なさ | |
コストパフォーマンス |