商品情報

クニミネマーケティング株式会社が販売しているペレット粒タイプの固まる猫砂です。
主原料は国産のベントナイトです。ベントナイトの産地は宮城県蔵王産と通販サイトに記載されていました。
宮城県蔵王のベントナイトが優れているかは不明ですが、産地が公表されている猫砂は少ないので親切だと感じました。

特殊な製造方法をした猫砂らしく、粉状のベントナイトに消臭剤と抗菌剤をミックスして一粒のペレットにしているそうです。消臭粒や抗菌粒が別で入っている猫砂はよく見かけますがペレット自体に入れ込んだ猫砂は珍しいと思います。

それによってアンモニア臭の除去率を90%に高めているとパッケージに記載されています。ちなみにベントナイト単体の猫砂が50%、従来の消臭粒入り猫砂が65%だそうです。

砂の質感（色・形状・大きさ）

砂の色は白に近いグレーです。血尿等の泌尿器疾患を発症した場合も早期発見が可能です。

青い粒は微香粒だそうです。ブルーの粒単体でニオイを嗅いでみましたが感じるほどの香りではありませんでした。
香りを期待して購入するとガッカリするかもしれません。

砂粒のサイズは2mm〜6mm程度のペレットです。全体的には4mm前後のペレットが多いように感じます。

砂の吸収力とコスパ

砂の1カップの重さは172gでした。おしっこ1回分相当の50mlのお水をかけると182gの固まりになりました。
つまり、おしっこ1回で132gの砂を消費するようです。

一袋（4.7kg）で約35回分のおしっこを固められます。おしっこ1回あたりのコストは約15〜19円です。

5L（約4.7kg）しか入っていないので1袋で約35回分のおしっこしか固められません。
尿量によっても違いますが、猫1匹で使っても2週間弱しか持たないでしょう。一袋600円前後で購入できますが、おしっこ1回あたりのコストは高めです。

尿を固める強度

ペレット粒の猫砂は固まりが弱く崩れてしまう商品も数ありますが、消臭剤から生まれた固まるねこ砂はガッチリ固まりました。

手で触ったり、スコップから落としてみても端のかけらすら割れません。

固まった砂を2つに割ってみると、砂同士が綺麗に溶けてそれぞれの粒がちゃんと密着しているのが分かります。ペレット粒の猫砂の中では固まる力は強いです。

砂ホコリの量

パッケージ袋に粉立ちが少ない形状だと記載がありましたが、砂ホコリの量は多かったです。
ペレット粒でない自然な形状のベントナイトの猫砂と比較しても粉立ちが少ないとは言えない結果でした。

1袋を使いきっての感想

ペレット粒の猫砂はしっかり固まらずに崩れやすかったり、吸収しきれなかったおしっこがトイレの底でベタつくイメージがあって好んで選んでこなかったのですが、消臭剤から生まれたねこ砂はそのようなトラブルは少なかったです。
おしっこがかかるとペレットが綺麗に溶けて粘土状となりそれぞれの粒同士が強力に密着しあいます。固まる力は十分です。

固まったおしっこは崩れにくく綺麗に取り除けるので、トイレに臭いが残りにくいです。
ペレットに混ぜ込まれた消臭成分と抗菌成分、微香粒の働きにより他社の同じような猫砂よりも優れていると感じました。

あとは価格さえ安ければ大満足なんですが、ペレット粒の猫砂としては平均的なコストがかかります。
ペレット粒ではない、自然な砂の猫砂なら半額でも同等の品質の砂を購入する事ができる事を思うと少々割高に感じます。
ペレット粒に拘りがある方にはおすすめ出来る商品でしたが、そうではない場合は同じ値段で更に高品質な猫砂も購入出来ます。