目次
メーカー | 株式会社コーチョー |
商品名 | ネオ砂 チップ |
原料 | 木粉、炭酸カルシウム、バインダー |
捨て方 | 可燃ゴミ |
タイプ | 水分を吸収しない(崩れない・固まらない) |
内容量 | 3.5L(2.10kg) |
価格/kg | 3.5L[230円〜/kg] |
製品情報
ネオ砂 チップは、株式会社コーチョーの木製猫砂です。
「ネオ砂」は同社の猫砂のシリーズ商品で、木製の他に紙とおから素材があります。
木製は固まるタイプの「ネオ砂 ヒノキ」がありますが、こちらの「ネオ砂 チップ」は崩れず・固まらない猫砂ですのでシステムトイレ専用となります。
ヒノキの天然成分によりイヤな臭いを抑え、抗菌効果によってトイレ内を清潔に保つことができます。
水洗トイレに流すことはできないため、可燃ゴミとして処理します。
砂の質感(色・形状・大きさ)
長さ1~1.5cm前後、直径5mmほどの白っぽいペレットタイプです。
マットな質感のチップで、表面はサラッとしています。
適度な大きさと重量感があり、猫が何度も踏みしめたり砂かきしたりしても、周囲にはあまり飛び散りませんでした。
崩れにくさ
おしっこがかかっても、すぐにふやけたり崩れたりはしません。
使い始めの頃は、どこが濡れたのかもわからないくらいの速乾で、チップはいつもサラサラしています。
使っていくうちにチップ全体が木粉状にふやけていって、スコップでかき混ぜたり、猫が砂かきをする振動などによりすのこの下に落ちていきます。
崩れるときは一粒が全体的に崩れていくので、半端なカケラの状態になってすのこに詰まるチップは少なく掃除がラクでした。
消臭力
不快に感じるおしっこの臭いはほとんどありません。
シートに「デオトイレ 消臭・抗菌シート」を使ったところ、2匹の猫が一緒に使っても、一週間シート交換せずとも匂いませんでした。
うんちは排泄直後は少し臭いますが、砂で覆われるか、少し時間が経つと臭気が軽減されます。猫砂に臭いが残りにくいのが嬉しいポイントです。
1袋を使いきっての感想
崩れない木製猫砂は、スーパーキャットの「システムトイレ用天然ひのき脱臭チップ」が好印象でしたが、ネオ砂チップも同等程度にコスパと質の良い猫砂でした。
材質には天然成分以外も含まれていますが、撥水材ではなく炭酸カルシウムが含有されていることによって、チップの乾燥スピードが高まり開封時のサラサラ感が持続します。それにより使用中ずっと清潔感を感じられました。
使用期間の目安はパッケージ記載だと「成猫2匹:約15~20日」となっていますが、崩れにくいチップなのと乾燥が早く不衛生になりにくいので、2匹でも1袋で1ヵ月は問題なく使えます。
チップが崩れて木粉になるのは少量ずつなので、トイレ内が粉っぽくなりにくく、シートのおしっこの色を確認しやすいのが良いと思いました。
3.5L入りなので、1袋で余裕をもってトイレ内に敷き詰められます。
スーパーキャットの「システムトイレ用天然ひのき脱臭チップ」は3L入りで、1袋ではトイレの底が埋まりませんでした。
そのため、猫砂の量が少なく使ってくれなかったうちの猫も「ネオ砂 チップ」は底がしっかり埋まるためか抵抗なく使ってくれました。
使用期間中にトイレの臭いを気にする素振りもありませんでした。
おしっこに関しては速乾でとても衛生的なチップなのですが、うんちの場合は付着しやすく、少し汚れやすいです。
特にゆるいうんちでなくとも、少しでも触れたチップの表面には汚れが残ってしまうので、その粒は取り除くことになります。
せっかく濡れても崩れにくいチップなのに、うんちと一緒に除去する分が多くなってしまうのはもったいなかったです。
すのこ下のシートで吸収するタイプなので、トイレに敷くシートも消臭効果の高い商品を選ぶことをおすすめします。
安いシートは吸水性や消臭力に劣るため、こまめな交換が必要です。
猫砂が高品質でも安価なシートを使うと、1日交換しないだけで臭いを気にしてトイレを使ってくれなくなったことがありました。
ネオ砂 チップとともに、同社からは「システムトイレ用 ネオシーツ」が販売されています。
猫砂とシートを同一シリーズで必ず組み合わせる必要はありませんが、「システムトイレ用 ネオシーツ」はデオトイレ 消臭・抗菌シートと比べると値段が半額ほどですが、性能は悪くないというレビュー評価がされていました。
多頭飼いでトイレの数が多く、コスパ優先なら、シートもネオ砂シリーズのものをそろえて使ってみてもよいと思います。
総合評価 52点
砂粒の質感 | |
チップの崩れにくさ | |
消臭力の高さ | |
コストパフォーマンス |