目次
メーカー | 株式会社サンメイト |
商品名 | 固まるネコ砂 |
原料 | ベントナイト |
捨て方 | 燃えるゴミ |
内容量 | 8L(約7.7kg) |
価格/kg | 約42円/kg |
ドンキホーテ 固まるネコ砂 製品情報
ドンキホーテのプライベートブランド「情熱価格」から販売されているベントナイト製の固まる猫砂です。
パッケージには原料としてベントナイトのみ記載されておりましたが、抗菌剤と消臭剤が入っていました。
砂の質感(色・形状・大きさ)
砂粒は2mm〜5mm程度の大きさが混ざっており、4mm前後の大きめの粒がメインのようでした。
ペレット状に成型された猫砂よりは小さいものの、破砕形状の猫砂にしては大粒の商品です。
全体の砂色は薄茶色で、ピンクと青い粒が脱臭剤と抗菌剤です。
おしっこがかかると濃い茶色の塊になるので、早期に血尿等の尿色変化に気づくのは難しそうです。
砂の吸収力とコスパ
1カップの砂の重さは約174gでした。猫のおしっこ1回分にあたる50mlの水を垂らすと約196gの塊になりました。
内、水の重量が50gですから、猫のおしっこ1回あたりの砂の消費量は約146gです。
中国製の猫砂の猫のおしっこ1回あたりの砂のコストは平均約4円(当サイトによる実験結果)なので、ドンキホーテの猫砂のコスパは悪いです。1回6円ならフォーキャットゴールドなどの国産猫砂も選択肢に入るでしょう。
尿を固める強度
スコップで揺すったり、落としたりしてみると、多少欠ける部分はありましたが強度は問題なさそうです。しかし、10cm程度の深さに砂を敷いたにも関わらず底におしっこが到達してこびり付きました。
ドンキホーテの猫砂は給水性能が悪く、吸収出来なかった尿が底まで流れてトイレを汚し易い事が分かります。
前述の通り、実験でドンキの固まるネコ砂は196gに固まりましたが、フォーキャットゴールドが同じ実験で125gに固まっている事からもドンキの猫砂の給水性能が優れない事が分かります。
塊を手で割ってみると思ったほど固まっておらず、すごく弱い力で2つに割れました。その原因は動画時間「0:58」をみると明らかで、砂が泥状に綺麗に溶けず砂粒の形状を保ったまま塊になっている事が分かりました。
同じく中国製のコーナンPBの固まる猫砂は綺麗に固まっているのでドンキの猫砂は原料のベントナイトの質が悪く感じました。
砂ホコリの量
過去に動画撮影した砂ホコリが多かった他社の猫砂と同じくらい粉が舞いました。
使用する場合はホコリが舞わないように、なるべくそろっと注ぎ入れましょう。
猫が砂かけ時に吸い込む事の無いように、ドームや蓋付きのトイレでは使用を控える事をおすすめします。
1袋を使いきっての感想
抗菌剤と消臭剤が含まれていますが体感出来る効果はなく、新品砂をトイレに敷いてから数日でニオイが気になるようになりました。新品時には尿を固める強度は問題ありませんが、使用していくにつれ崩れが増え、スコップで取りきれなかった尿がかかった砂からアンモニア臭が発生しました。
尿を固めた砂は茶色くなる事から、尿色の変化で発見出来る猫の体調不良には気づく事が難しく健康管理の面でも不安を感じます。
ドンキホーテの固まるネコ砂は税込327円なので、初見では他社の猫砂と比較して値段が安いと錯覚してしまいますが、吸収力が低い事により1回のおしっこで消費する砂の量が多くコストパフォーマンスは良くありませんでした。
同価格帯の他社の猫砂と比較して優れた特徴を見つける事は出来ませんでした。当サイトではオススメ出来ない商品という結論です。
砂粒の質感 | |
尿を固める強度 | |
消臭力の高さ | |
ダストの少なさ | |
コストパフォーマンス |