商品情報

バンノーサンド社が販売しているベントナイトとゼオライトが原料の固まる猫砂です。
大手通販サイトではレビューなどは見当たらずマイナーな製品のようです。
商品パッケージには小さく固まってゴミ減量、他の砂と混ぜても消臭効果UPと記載されています。

砂の質感（色・形状・大きさ）

砂は非常に細かく1mm以下〜最大2mm程度の粒です。
白とグレーの砂が混ざっているような感じで、血尿等の泌尿器疾患は早期に発見出来そうでした。
砂の色合いや見た目はエバークリーンに近く、エバークリーンをさらに細かい砂粒にしたような質感でした。

砂の吸収力とコスパ

砂は1カップで163gでした。おしっこ1回分相当の50mlのお水をかけると141gに固まりました。
1度のおしっこで消費する砂は91gだと分かりました。
量販店でもよく販売されている一般的な猫砂である「スーパーDC200」は115gだったので、パッケージに記載されている通り、少しだけ小さく固まるようです。

一袋（3.5kg）で約38回分のおしっこを固められます。おしっこ1回あたりのコストは約20〜22円です。

尿を固める強度

おしっこの代わりに50mlのお水をかけて固まる力を確かめました。
お水をかけて10秒待ってから手で掘り返してみると、固める力が非常に弱く少し触っただけで2つに割れてしまいました。
触ればさわるほど崩れたり、欠けてしまいます。当サイトでは他にも様々な商品で同様の実験をしていますが、正直言って一番固まらないです。
砂はサラサラなので気持ちいいですが、砂場の砂にベントナイト混ぜたの？と言いたいくらい全くダメで固まる猫砂としては使い物にならないです。

砂ホコリの量

砂ホコリの量はとても多いです。
低価格で購入出来る猫砂と比較しても砂埃の量は変わらないか、むしろ多いくらいでした。
キロあたり230円〜の猫砂としてはダストカットがまったく出来ておらず品質が悪いと感じました。

砂粒が細かいので粉立ちが多くなるのは仕方ないと庇いたい気持ちはありますが、同様に細かい砂の「セリームバイオサンド グリーン」は砂ホコリがまったく立たないので細粒専科はダストカットにコストをかけていないのだと思われます。ちなみに値段も、セリームバイオサンドグリーンの方が安いです。

1袋を使いきっての感想

細粒専科は購入して失敗した猫砂の一つになりました。

国産天然ゼオライトを配合する事により消臭力を高めたとパッケージに記載されていましたが、固まる力が弱くてバラバラに崩れてしまうのが致命的です。
スコップでは綺麗に取りきれず、おしっこがかかった砂がトイレにいつまでも残ってしまい砂全体からニオイが発生しました。

細かい砂は砂同士の密着に優れており、粒が大きい猫砂よりも強く固まる商品が多いですが、細粒専科はガッチリ固まるという細かい砂のメリットを感じる事ができず、逆に砂が細かいので肉球に挟まって部屋中に砂が散らばるだけでした。

値段の割に砂ホコリも多いので価格が高いだけで良い所がゼロの商品でした。

『固まらない・砂ホコリが多い・値段が高い』

ダメな所が三拍子揃った商品で残念でした。購入はおすすめ出来ません。